元プロテニス選手で世界四大大会の一つ、全仏オープンの混合ダブルスを優勝した経験もある平木理化選手が、高知県警に「ロマンス詐欺」で逮捕された。SNSを使って鹿児島市の女性から30万円をだまし取った詐欺の容疑がかけられている。調べに対し「身に覚えがありません」と否認しているというが、一体どんな選手なのか。 平木容疑者は1971年、レバノンの首都ベイルート出身。ジュニア時代から国内外で活躍し、全国中学生大会ではシングルスで3年連続で決勝に進出し、1、3年生で優勝した。 全日本選手権では女子ダブルスで1990年から4年連続で優勝し、2000年と合わせて計5回制した。年末になると神戸で行われてきた「クリスマスオープン」でもシングルスで4年連続で決勝に進出。1990年から3年連続優勝したプレーヤーだった。当時、伊達公子、遠藤愛、神尾米、沢松奈生子といった名選手らとともに日本女子テニスの黄金時代を彩った。 1997年の全仏オープン混合ダブルスで、インドのマヘシュ・ブパシ選手とコンビを組み、初優勝を飾った。 日本人選手を含むペアが4大大会の混合ダブルス部門で優勝したのは、1934年のウィンブルドン選手権大会における三木龍喜と英国のドロシー・ラウンド組以来、63年ぶりの快挙だった。日本女子テニスの第一人者だった伊達公子選手が現役引退した直後の出来事でもあり、平木とブパシ両選手の偉業は大きな反響を呼んだ。