【07月23日 KOREA WAVE】韓国政府は21日、1979年の「12・12軍事反乱」や1980年の光州事件の鎮圧、スパイ事件のでっち上げなど、反憲法的行為や国家暴力に関係した167人に対する政府表彰198件を取り消した。12・12軍事反乱の関係者に授与された武功勲章は、46年ぶりに剝奪された。 行政安全省、国防省、警察庁が政府ソウル庁舎で合同会見を開き、同日の国務会議(閣議)で取り消しが決まったと発表した。内訳は、12・12軍事反乱や光州事件の鎮圧、戒厳業務に関係した76人の勲章・褒章76件と、スパイ事件のでっち上げなど国家暴力に関係した91人の勲章・褒章、大統領・首相表彰122件。 国防省の対象には、チョン・スンファ(鄭昇和)陸軍参謀総長の逮捕作戦を主導したウ・ギョンユン准将やチェ・ソクリプ大佐らが含まれた。軍事反乱の成功後、チョン・ドゥファン(全斗煥)氏らと保安司令部前で、いわゆる「クーデター記念写真」を撮影した人物や、光州事件当時に鎮圧作戦を指揮したソ・ジュニョル中将も対象となった。 国防省は、国家安全保障や戒厳業務への功績を理由に表彰された76人について、実際には戦闘に準じる任務や国土防衛上の功績がなく、新軍部による違法な権力掌握と内乱を助けた行為だったと判断した。 警察庁の対象には、パク・ジョンチョル拷問致死事件の縮小や隠蔽に関与した元警察幹部のパク・チョウォン、カン・ミンチャン、ホン・スンサンの各氏や、キム・グンテ(金槿泰)元議員への拷問に関係した元警察官のイ・グンアン氏らが含まれた。 南営洞の対共分室を指揮したパク・チョウォン氏とカン・ミンチャン氏については、それぞれ4件の表彰を取り消した。民主化運動関係者に電気拷問や水拷問を加え、「拷問技術者」と呼ばれたイ・グンアン氏は、残っていた表彰1件が追加で取り消された。 警察庁は、警察創設以降に授与された約10万件の政府表彰を全面調査し、国家暴力に関係する36件を取り消した。光州事件の鎮圧や三清教育隊など、反憲法的行為に関係した173人の表彰173件についても追加で検討している。 国家情報院も、中央情報部や国家安全企画部が捜査した事件のうち、再審で無罪が確定した17件と、人権侵害が指摘された2件を調査した。不法拘禁や捜査手続き違反、人権侵害が確認された71人の表彰86件について、取り消しを求めた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News