カンボジアでの生体腎移植を巡る有償あっせん事件で、別の患者にも同国での臓器移植を仲介し、計約850万円を受領したとして、警視庁などの合同捜査本部が、臓器移植法違反の疑いで一般社団法人「国際医療相談室」の実質的運営者菊池仁達容疑者(66)=横浜市都筑区=を28日に再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で27日、分かった。 捜査関係者によると、昨年1~5月ごろ、千葉県の60代の男性患者がカンボジアの病院で移植手術を受けられるようあっせんし、対価として医師への謝礼や事務手数料の名目で、男性に計約850万円を支払わせた疑いが持たれている。 男性は法人のホームページを見て連絡。容疑者の仲介で現地へ渡航し、ドナーと面会した上で手術を受けたという。捜査本部は、男性についても対価を支払ったとする同法違反容疑で捜査する。 容疑者は移植をあっせんした東京都の70代の男性患者から計約1200万円を受け取ったとして、今月7日に他の男2人と共に同法違反容疑で逮捕されていた。捜査本部は、容疑者らが法人を設立した2024年3月以降、この2人の患者を含め計5人から計4500万円以上を受け取ったとみて調べる。