委託販売名目で乗用車1台をだまし取ったとして、兵庫県警尼崎北署は31日までに、詐欺の疑いで住所不定の自動車販売業の男(27)を逮捕、送検した。 逮捕容疑は2月23~27日ごろ、同県尼崎市の無職女性(56)に車両を委託販売するなどとうそのメッセージを送り、乗用車1台(時価270万円相当)をだまし取った疑い。調べに「車を受け取ったことに間違いないが、だますつもりはなかった」と説明している。 同署によると、車は亡くなった女性の父親が使用しており、家を売却する際に不動産会社の従業員から「知人のディーラー」として男を紹介された。男は勤務実態のない山口県の自動車販売業の名刺を見せ、ラインなどで「オークションで売却し、手数料を引いた額を振り込む」などと女性に説明。27日に契約書を交わし、乗用車を持ち帰った。 3月下旬から男と連絡が取れなくなり、家族が名刺にあった会社に確認するなどしたことで被害が発覚。4月に被害届を提出した。男は今月29日、広島市内で逮捕された。