「無事だった」とウソ、不明届を放置…韓国・警察官逮捕、放置された男性は遺体で発見

【08月24日 KOREA WAVE】韓国南部の済州島で、担当警察官が行方不明者の捜索をせず、届け出を「処理済み」として虚偽に放置していた問題が相次いで発覚した。届け出が出されていた男性が後に遺体で見つかるなど事態は深刻化しており、韓国警察庁は全国の行方不明事案の処理手順について全数調査に乗り出した。 済州警察庁によると、職務遺棄や公電磁的記録不正作出などの疑いで緊急逮捕されたのは、済州西部警察署に所属する警長(日本の巡査長に相当)。警長は行方不明者の家族に対し「本人と連絡がついた」「無事だった」などと虚偽の説明をし、直接、安否確認をしないまま、警察の管理システム上で事案を勝手に終了・削除していた疑いが持たれている。 これまでに同様の手口で処理された事案は2件確認されている。 このうち5月に届け出が出された女性(37)の事案では、受理から約2時間半後に虚偽の終結処理がされていた。家族からの再度の訴えで捜査が始まり不正が発覚したが、女性は現在も行方不明のまま捜索が続いている。 また、7月上旬に届け出があった60代男性の事案でも、受理から数時間後に同様の処理がなされていた。家族が複数回にわたり再確認を求めたものの対応されず、女性の事件報道を機に8月21日に改めて警察へ相談。担当者が同一の警長と判明して捜索したところ、翌22日に島内で男性の遺体が発見された。男性の遺族は「警察の『無事だ』という言葉を信じて待っていた」と強く抗議し、真相究明を求めている。 事態を重く見たハン・ソンスク(韓聖淑)首相は23日、強い遺憾の意を表明し、警察庁に対して徹底的な原因究明と再発防止策を指示した。警察庁は担当者が解除を申請した際に管理職の確認・承認を必須とするようシステム改修を進めるとともに、全国で同様の不正処理がなかったか調査を進めている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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