「閂はしているものの鍵をかけてロックしている状態ではない」立川の小学校に男2人が侵入 教育委員会がセキュリティ面を説明

東京・立川市の小学校に男2人が侵入し、教師らに暴行を加えたとして逮捕された事件について、8日、立川市教育委員会が記者会見を行った。 会見冒頭、教育委員会は「本日10時55分ごろ、立川市立第三小学校において、当該校の保護者と思しき人物が連れてきたであろう男性2人が2年1組の教室に侵入してきた。2年1組は授業中だったが、児童にけがはない。暴れていた男性に対応した校長と教職員4人がけがをしている。児童・教職員を不安に思わせてしまったことと共に、けがを負ってしまった教職員に心よりお詫び申し上げます。一方、児童の安全を全力で守ってくださった教職員に感謝いたします」と述べた。 事件を受けて今後の対応については「児童は保護者に引き渡しての下校をしており、明日の登校については現時点では通常通りとしている。また、状況を目撃した児童も多く、心理的なケアをするためにスクールカウンセラーや市の心理士を派遣して、丁寧な対応の方を教育委員会としても図る」と説明した。 会見では「セキュリティ面」についての質問も多くなされた。 男2人の侵入口については「おそらく体育館の通路」と回答。5つある門の施錠の状況については大通り側に一番近い門は普段から「閂はしているものの鍵をかけてロックしている状態ではない」と説明し、この門を通る際は事務室の前を通過する必要があるため、別の門から侵入したと考えられるという。 校外からの侵入者を覚知するための防犯カメラについては第三小学校に限らず設置しているが、映像についてはまだ学校側への確認が取れていないとした。 「誰でも第三小学校に入れるような状況だったのか?」という質問には、「通常の学校運営においては、不特定多数の人物が学校外から入るところは拒むような形での運営をしている。当然校門等については閉まっておる状況ではあるが、実際、施錠等がしてあったのかどうかというところについては確認の方が取れていない」と答えた。 なお、不審者への対応訓練は毎年実施していたという。 保護者が学校に入る際の手順については「第三小学校の個別の確認は取れていないが、通常は保護者の方はネームプレートをつけて学校に入り、事務室で受付をする」と答えた。 (ABEMA NEWS)

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