【AFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は23日、2022年にロシア産天然ガスをドイツに輸送する海底パイプライン「ノルドストリーム」が爆破された事件について、ウクライナの関与を改めて否定した。 ドイツの連邦検察は先月、爆破はウクライナ国家当局の指示によるものだったと発表しており、ウクライナと主要な軍事支援提供国であるドイツの関係悪化が懸念されている。 ゼレンスキー氏は一貫してウクライナの関与を否定してきた。 同氏は23日、事件について記者団に問われ、「ウクライナはノルドストリーム爆破に関連するいかなる作戦にも公式に参加したことはない」と主張。 「(ドイツは)ウクライナがこの作戦の実行や立案の背後にいないことを十分に承知している」と付け加えた。 また、ウクライナはドイツの捜査に協力しており、この件が両国関係に亀裂を生じさせないことを願っていると述べた。 ゼレンスキー氏は「戦争の初期からウクライナを支援してきた欧州諸国とのパートナーシップやその信頼を失わないことが、われわれにとって極めて重要だ」と強調した。 19日、ノルドストリーム爆破事件に関与した疑いでウクライナ人の男がクロアチアで逮捕された。 報道によると、この男は事件に関する映画を制作中だったとされる。 ドイツ検察は、ノルドストリーム爆破作戦でダイバーチームを率いたとされるウクライナ国籍の男、セルヒー・クズネツォフ被告を起訴。同被告は昨年夏、休暇先のイタリアで逮捕され、同11月にドイツに身柄を引き渡された。 ドイツの検察は2日の声明で、クズネツォフ被告は「ウクライナ軍の将校」で、他の軍関係者と共に「ウクライナ国家当局の命令に基づいて」行動していたと発表している。【翻訳編集】 AFPBB News