同僚の女性を殺害した上、遺体を三重県内の雑木林に遺棄したとして逮捕されたフィリピン国籍の男の初公判で、男は起訴内容をすべて認めました。 起訴状などによりますとフィリピン国籍で三重県菰野町の工員、ジュニ・ジェルビン・ベルナデス被告はおととし7月、同じ工場に勤務していた当時37歳の中国人女性を四日市市内の国道に駐車中の車の中で首を絞めて殺害し、遺体を雑木林の中に遺棄したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われています。 17日の初公判でジュニ被告は「間違いありません」と、起訴内容をすべて認めました。 検察は「被告が不倫関係にあった女性に別れ話をしたところ、『あなたの家族を殺す』などと言われたため、首を絞めた」と主張。これに対し、弁護側は「事件のきっかけは女性の脅迫的な発言で、殺害は計画的ではない」と、訴えました。 この裁判、来週には求刑が行われる予定です。