広末涼子「保釈の瞬間」映像は日本テレビだけ。他局を出し抜いた「スクープ撮影の全内幕」

4月16日、朝5時56分に俳優の広末涼子(44)が保釈された。浜松西署から出て来てマスコミに姿を見せたのは、6時20分ころだったが……。 広末は静岡県島田市の病院で37歳女性看護師を蹴るなどして、軽傷を負わせ、傷害の疑いで静岡県警に現行犯逮捕・送検されていた。 「本鑑定の結果、違法薬物や睡眠薬なども検出されなかった。被害者の看護師とは示談が成立しているとも報じられましたし、不起訴の可能性も出てくるでしょう。薬物が“シロ”ということであれば、危険運転致傷罪の立件も難しい。同乗者のマネージャーが重傷を負っているため、過失運転致傷で略式起訴され、罰金刑程度になるかもしれません」(全国紙記者) 逮捕から9日後、保釈された広末は、ようやく世間に顔を見せた。 黒いスーツ姿で、少し疲れた表情。報道陣の前で頭を下げ、少し微笑んだが謝罪の言葉などはなかった。迎えの車に乗り込むと、車内の知人だろうか、皆が笑顔を見せ、広末もわずかに安堵した表情で笑顔を漏らした。 この映像、実は日本テレビ系列1社しか撮影できていない。16日の朝、各局は速報を流したが、広末の過去のイメージ映像を使った速報だけ。釈放の瞬間を捉えたのは日テレだけだった。 これだけ世間を騒がせた事件だけに、保釈となればマスコミが大挙、押し寄せるのが普通だ。それなのに、テレビ局は日テレだけしかいないという状況になったことについて、日テレ関係者が明かす。 「浜松署は日テレ系列『静岡第一テレビ』の管轄です。通常、NNNグループは地方で起きたことは地方局に取材を任せて、あとで素材を共有するのですが、広末の釈放の瞬間を絶対にカメラに捉えたいと、取材班が手薄な静岡に東京の日テレと名古屋の中京テレビからスタッフが応援に駆け付け、異例の“チーム日テレ系”で取材体制を組んでいたんです。その取材の甲斐あって、“広末は16日早朝に釈放される可能性がある”という情報を水面下で手に入れた。“絶対に情報を漏らすな”と箝口令が敷かれたため、他局には漏れなかった。結果、取材チームは早朝から張り込み、他局はすべて“落とした”のです」 ◆東京の警視庁広報ならば…… スポーツ紙でも写真を撮れたのは日刊スポーツとスポニチくらい。多くのマスコミは“特オチ”してしまった。 「“働き方改革”の障壁で最近は早朝当番に最低限の人員しか配置しない。芸能人がこんな早朝に釈放されること自体が非常に珍しいため、完全に油断していたのでしょう。東京だったら警視庁の広報がちゃんと仕切っており、マスコミに撮影させるためこんな現象はまず起きない。日テレ以外の局はこんな大事な瞬間を逃がしたと、絶望しているでしょう」 ちなみに、日テレ以外の他局は苦肉の策で、朝日新聞の記者がスマホのような撮影機器で撮影したクオリティの低い動画を朝日新聞社から購入して放送している。そういう意味では、日テレは貴重なスクープ映像を残したことになる。 釈放後、広末の所属事務所はHPに 《精神的に不安定な状態がみられたこともあり、今後は適切な医療機関にて診断を受けた上で、医師の指導のもと、慎重に治療と健康回復に努めてまいります》 と綴っている。 かつてヒロスエブーム”で一世風靡した超大物は、芸能界にカムバックできるだろうか――。

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