犯行時 被害者宅に容疑者の“位置情報”…強盗殺人事件 小山大輔容疑者(33)逮捕から1週間 金品目的の犯行か…新潟

去年10月、新潟県聖籠町で発生した殺人死体遺棄事件について、強盗殺人の疑いで33歳の男が逮捕されてから4月17日で1週間です。犯行時に男の携帯電話のGPSの位置情報が殺害現場にあったことが新たに分かりました。 強盗殺人の疑いで逮捕されたのは、住居不定のリフォーム業・小山大輔容疑者(33)です。 小山容疑者は去年10月14日ごろ、新潟市中央区で小杉英雄さん(当時78歳)を殺害したうえ、耐火金庫を強奪した疑いがもたれています。 逮捕の決め手について警察は… 【県警 清水宏明 刑事部長】 「今まで様々な捜査を積み重ねた結果、今回、金庫を奪ったとして強盗殺人ということで被疑者を特定した」 捜査を積み重ねた結果としていましたが、小杉さんが殺害された10月14日ごろ、小山容疑者の携帯電話のGPSの位置情報が小杉さんの自宅で確認されていたことが捜査関係者などへの取材で新たに分かりました。 その後、10月26日に小杉さんの遺体を聖籠町の空き家の敷地内に埋めて遺棄した小山容疑者。 警察が安否確認のため小杉さんの自宅に入った10月16日までに遺体を車で空き家に運び、放置していたとみられています。 また、空き家近くの店では捜査員が消臭スプレーや殺虫剤が10月下旬に購入された履歴がないかなどを捜査していました。 一体なぜ、小山容疑者は小杉さんを殺害したのか…事件前には小山容疑者をめぐる金銭トラブルの情報も… 【小山容疑者の知人】 「(知人から)新潟の塗装をやってくれと。2件やったが、それが小山容疑者の(扱ってる)物件だった。お金も入ってこなくて、(他にも)お金入っていない業者はいっぱいあると思う」 知人に金を借りていたほか、自身が発注した工事の代金未払いなど複数の会社などと金銭トラブルを抱えていたといいます。 また、空き家敷地内には耐火金庫がこじ開けられた状態で発見。殺害から遺体を遺棄する間には山形市の伊藤貴章被告と共謀し、小杉さんの口座から別の口座に約345万円を不正に移していました。 捜査本部は強盗殺人容疑での認否を明らかにしていませんが、金品目的の犯行とみて捜査を続けています。

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