警視庁が男性巡査部長を懲戒免職処分 亡くなった男性の家から3000万円を窃盗か

自宅で亡くなった男性の家から捜査で預かった合鍵を使い、現金およそ3000万円を盗んだとして起訴された巡査部長について警視庁は18日、懲戒免職処分としました。 警視庁蒲田署の巡査部長・小林元気被告(45)は1月、東京・大田区のアパートの一室に侵入し2回にわたって合計およそ3000万円などを盗んだとして逮捕・起訴されました。 警視庁によりますと、小林被告は自宅で亡くなった1人暮らしの80代男性のアパートの部屋に捜査で訪れた際に、押入にリュックサックに入った現金に気がついたということです。 その日の夜に、捜査で預かっていた合鍵を無断で持ち出して部屋に侵入し、リュックサックに入ったおよそ300万円などを持ち去ったほか、数日後にも、再び部屋に侵入しおよそ2700万円を盗んだとみられます。 小林被告は次第に罪悪感を感じ、およそ1500万円を段ボールに入れて、亡くなった男性の親族に郵送し、その後、残りの金を持って上司に報告し、自首しました。 小林被告は「大金を目の当たりにして魔が差してしまった」などと話しているということです。 警視庁は「警察官として言語道断の行為であり厳正に処分しました。 再発防止を徹底し、都民・国民の皆様の信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

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