「金融庁の担当者がカードを確認」高齢男性から窃盗疑い、特殊詐欺グループの受け子役の男逮捕 神戸

特殊詐欺グループの「受け子」として高齢男性からキャッシュカードを持ち去った窃盗の疑いで、兵庫県警灘署は22日、住所不定の無職の男(28)を逮捕した。署の調べに対して「おそらく私がやったことだと思いますが、はっきりとは覚えていません」などと話しているという。 逮捕容疑は2024年8月21日正午ごろ、何者かと共謀し、神戸市灘区に住む男性(86)の自宅を訪れ、男性のキャッシュカード3枚が入った封筒を盗んだ疑い。 署によると、この直前に、男性宅に何者かから「あなたの名義の偽造カードでガソリンを入れようとした人がいた」などと電話があった。続けて警察官を名乗る何者かから「金融庁の担当者が向かっている。キャッシュカードを確認してもらってください」などと伝えられ、男が訪ねてきたという。 電話番号が知られていたことを不審に感じた男性が署に通報して発覚した。防犯カメラの映像などから男が関与した疑いが強まったといい、男性のカードから現金を引き出した疑いも持たれているという。

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