民家に侵入しようとしたとして、警視庁捜査1課は1日、住所・職業不詳、森田元樹(もとき)(29)と、川崎市高津区蟹ケ谷、職業不詳、平野晴也(23)の両容疑者を住居侵入未遂容疑で逮捕した。森田容疑者は「闇バイトをしてしまいました」と容疑を認めているが、平野容疑者は「やっていない」と否認しているという。 逮捕容疑は4月21日午前3時40分ごろ、東京都目黒区の民家に侵入しようとしたとしている。窓を割ろうとしているのに気付いた住民に大声を出され、逃走したとみられる。 警視庁によると、森田容疑者は実行役、平野容疑者は現場で指示を出しながら見張りをする役割とされる。森田容疑者は交流サイト(SNS)で融資を受けようとして「闇バイト」に誘導され、車で迎えに来た平野容疑者と合流したという。 4月22日には大田区のブランド品買い取り店で窃盗未遂事件が発生。付近の防犯カメラに両容疑者が乗っていたとみられる車が映っており、関連を調べる。 また、被害に遭った目黒区の民家では3月31日にも侵入未遂事件が起きており、警視庁は両容疑者とは別の人物が関与したとみて行方を追っている。【菅健吾】