大阪市西成区で小学生7人が車にはねられ都内に住む男が逮捕された事件で、男は事件の直前に自ら仕事を辞めていたことが分かりました。 (記者リポート)「矢澤容疑者が警察署から出てきました。顔を伏せていて表情はうかがえません」 殺人未遂の疑いで送検された東京都東村山市の矢澤勇希容疑者(28)は1日、大阪市西成区で下校中だった7歳から8歳の小学生7人を故意に車ではね、重軽傷を負わせた疑いが持たれています。 これまでの調べで矢澤容疑者は「放射線技師の仕事を自ら辞めた」と説明していて、辞めた時期が事件直前の先月下旬だったことが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。 先月29日には、新大阪駅近くで事件に使われた車を借りていて、退職してまもなく大阪に移動したとみられ、警察は事件の経緯を詳しく調べています。