大阪市西成区で小学生7人が車にはねられ、都内に住む男が逮捕された事件で、男が「苦労せずに生きている人が嫌だ」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。 東京都東村山市の矢澤勇希容疑者(28)は1日、大阪市西成区で下校中だった7歳から8歳の小学生7人を故意に車ではね、重軽傷を負わせた疑いで殺人未遂の疑いで現行犯逮捕され、3日、送検されました。 矢澤容疑者は逮捕直後の警察の調べに「すべてが嫌になったから人を殺そうとした」などと容疑を認めていましたが、その後の調べの中で、「苦労せずに生きている人が嫌だ」という趣旨の社会への不満とも取れる供述をしていることが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。 警察は矢澤容疑者が社会に対して一方的な敵意を募らせて無差別殺人を計画した可能性もあるとみて、動機や事件に至るまでの経緯を詳しく調べています。