川崎市で20歳の女性が遺体で見つかり元交際相手の男が逮捕された事件で、警察の対応をめぐって女性の家族が警察の対応を批判していることについて、警察はきのう、当時の対応について説明しました。 この事件は先月30日、川崎市川崎区の住宅の床下からボストンバックに入った川崎市のアルバイト・岡崎彩咲陽さん(20)の遺体が見つかり、元交際相手の白井秀征容疑者(27)が死体遺棄の疑いで逮捕されたものです。 岡崎さんの父親は、警察の一連の対応について批判したうえで、警察には「真実を話してほしい」と訴えました。 岡崎さんの父親 「そもそもストーカーで捕まえてくれって何回も言っているから。本人たち(警察)は被害を受けた本人がいないから、それはできないってずっと言っていた」 一方、警察もきのう、当時の対応について初めて説明しました。 ストーカー被害については「相談を受けた認識はない」として、岡崎さんの意向では警察による対応を望んでいないと判断し、白井容疑者に口頭での注意は行ったものの、ストーカー規制法上の「警告」の対応はしていないと説明しました。 また、今回の事件については「重大な事案と認識している。今後の捜査により、一連の経緯も含め事案の全容を明らかにしていく」としています。