神奈川県川崎市の岡崎彩咲陽さんの遺体が元交際相手の自宅から見つかった事件で、去年12月から行方を捜し続けてきた遺族のもとへ遺体が引き渡され、無言の帰宅となりました。 この事件は、岡崎彩咲陽さんの遺体を自宅に遺棄したとして元交際相手の白井秀征容疑者が逮捕されたもので、司法解剖や身元の特定などを終えた岡崎さんの遺体は5日午後、警察署から遺族に引き渡され、行方不明になる前に身を寄せていた親族の自宅へと戻りました。 一方、逮捕された白井容疑者は5日朝、送検されました。 白井容疑者は去年12月に岡崎さんが行方不明になったあと、警察から7回任意で事情を聞かれていますが、岡崎さんへの「つきまとい」を認めた3月25日の任意の調べの中で、「別れてから12月に複数回、自宅や勤務先に会いに行った」という趣旨の話をしていたことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。 その後、白井容疑者は先月上旬にアメリカへ出国していました。 また、岡崎さんの遺体は先月30日に白井容疑者の自宅からボストンバッグに入った状態で見つかりましたが、遺体が激しく燃やされていたことも新たにわかりました。 警察は、遺体が自宅以外の場所で燃やされたあと、自宅に隠された可能性もあるとみて、岡崎さんが死亡した経緯を調べています。