飲酒運転で車暴走 路線バスなどに衝突8人けが 自称会社員の男を逮捕 基準値の約3倍のアルコール 危険運転傷害の疑いも視野に捜査 GWの繁華街が騒然【news23】

神奈川県横須賀市に設置された防犯カメラの映像。歩行者が突然、走り出します。 次の瞬間、猛スピードで白い乗用車が対向車に当たり、そのまま前方の車両に衝突。 その様子は別のカメラでも。買い物客が異変に気がつきます。すると、多くの人を巻き込みかねない状況でした。 その後、救急車が到着。ストレッチャーで人が運ばれていく様子も写されていました。傍らには同乗者でしょうか、心配そうにしている人の姿も。赤ちゃんを抱えているようにも見えます。 こちらが猛スピードを出していた車。前方部分は大破、フロントガラスも割れています。 「複数台が事故を起こしている」 事故が起きたのは5日午前11時30分ごろ。神奈川県の京急線・横須賀中央駅前で乗用車が路線バスなど8台に衝突し、8人が軽傷を負いました。 現場近くにいた人 「衝突音っていうよりも、爆発音みたいなのが2発聞こえてきて、外に出たらあんな感じになっていた」 「バスがここにとまってる、そこにぶつかっていったっていう」 警察によりますと、白い乗用車はバスにぶつかった後、バックしたり、対向車線にはみ出したりしながら、別の車と衝突したということです。 運転していたのは、大阪市の自称会社員・野中雅仁容疑者(31)。呼気からは基準値の約3倍のアルコールが検出され、警察は酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。 取り調べに対し、野中容疑者は「飲酒運転をしたことは間違いない」と容疑を認めているということです。 大型連休終盤の事故。路線バスに乗っていた人も巻き込まれました。 目撃者 「高齢者が何人かいた。顔とか足を痛がっていた」 警察は、野中容疑者がバスに追突した後、逃走するために衝突事故を起こしたとみて、危険運転傷害の疑いも視野に捜査しています。 一方、目撃者の話や防犯カメラの映像などから、野中容疑者の車には同乗者がいましたが、事故後に立ち去っていて、警察は行方を捜しています。

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