山梨県内では詐欺被害が相次ぎ、女性2人が合わせて2810万円をだまし取られました。 警察によりますと、詐欺被害に遭ったのは、山梨県甲州市に住む50代と60代のアルバイト女性です。 このうち、50代の女性は今年1月、SNSを通じて知り合った フランス人と日本人のハーフを名乗る男から暗号資産の投資に誘われ、10万円の暗号資産を指定されたアドレスに送金しました。 その後、男から「利益を増やすためには高額な投資を勧める」などとメッセージがあり、話を信じた女性は5回にわたって、合わせて2400万円分の暗号資産を送金したものです。 女性が現金を引き出そうとカスタマーサポートに連絡したところ、「出金するためには900万円を支払う必要がある」とメッセージが届いたことから、家族に相談し被害に気付きました。 一方、60代の女性は福岡県警の警察官や検察官をかたる男から「あなた名義の電話がフィッシング詐欺に使われ、逮捕状が出ている」、「優先調査を受けるためにはお金が必要」など言われ、3回にわたって合わせて400万円を指定された口座に振り込みました。 その後、相手と連絡が取れなくなったことから、警察に相談し被害が発覚しました。 警察が詐欺事件として、捜査を進めています。