子どもにわいせつ、“加害者”と面会…被害者家族が「服役後も追いかける」決意の理由

性犯罪の被害を受けた子どもの親が、加害行為に及んだ男性の足取りを「服役後」も追いかけようとしている。 未成年のころから性犯罪事件を起こし、保護観察処分を受けていた加害者の男性は、犬の散歩中に声をかける「グルーミング(性的てなずけ)」の手口で性犯罪を繰り返し、実刑判決を受けて懲役刑に服している。 被害者の親は「裁判のなかで加害者の子どもへの執着に恐怖を感じました。刑務所を出てからも再犯のおそれがあります」と懸念する。収容中に面会したところ、加害者の男性が出所後に名前を変えて生活しようとしていることがわかったため、GPSデバイスの装着などを望んでいる。 この親は、犯罪者にも守られるべき人権があることを踏まえつつも「子どもを狙った性犯罪については、未成年のころの事件であっても、加害者の名前などの情報を適切に公開するべき」とうったえる。(弁護士ドットコムニュース編集部・塚田賢慎)

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