山形市役所の女性用トイレに侵入した疑いで山形市職員の男が逮捕された事件で、男が警察の調べに対し、「盗撮目的で入った」などと供述していることが新たにわかりました。男は過去にも女性用トイレに侵入する姿が目撃されていて、警察は余罪も含めて調べを進めています。 この事件は、山形市スポーツ課の主査で山形市西田5丁目に住む土屋毅容疑者(34)が4月23日午前9時ごろ、山形市役所の女性用トイレに侵入した疑いで逮捕されたものです。 事件当時、別の職員が女性用トイレ内にいる土屋容疑者を目撃し、犯行が発覚。手にはスマートフォンを持っていたということです。 警察によりますと、土屋容疑者は調べに対し、トイレに侵入した容疑を認めた上で、「盗撮目的で女性用トイレに入った」と供述しているということです。 また、捜査関係者によりますと、土屋容疑者については、事件前にも山形市役所内の女性用トイレに侵入する姿が複数回、目撃されていたということです。警察は余罪も含めて調べを進めています。 一方、これまでの調べでは、土屋容疑者のスマートフォンや自宅のパソコンなどに今回侵入したトイレ内で撮影したとみられる画像はなく、その後の解析でも見つかっていないということです。