京都府教育委員会は9日、女児を盗撮したとして京都府宇治市立小の男性教諭（37）を懲戒免職に、女子生徒にセクハラ行為をしたとして府北部地域の中学校の男性教諭（34）を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分はいずれも同日付。 府教委によると、男性小学教諭は2024年10月上旬と11月上旬に勤務校の女子更衣室で児童計19人の着替えの様子をペン型カメラで撮影した。翌25年1月中旬、教諭が更衣室に仕掛けたカメラを児童が発見して発覚。2月に性的姿態撮影等処罰法違反（撮影）などの疑いで府警に逮捕され、3月に京都簡裁から罰金70万円の略式命令を受けた。府教委の聴取に「インターネット上の動画を見て、自分にもできると思った」と話しているという。 北部地域の男性中学教諭は23年9月から24年11月まで、勤務校の女子生徒1人に対して、主に放課後の廊下などで背中を触ったり、腰に手を回したりしたほか、女子生徒の口に指を入れるなどした。男性教諭は暴行罪で25年1月に福知山簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた。