東京都内から富士山麓を経由して神奈川県内まで無許可で客を運ぶいわゆる「白タク」行為をしたとして22日、中国籍の44歳の男が現行犯逮捕されました。 富士吉田警察署によりますと、道路運送法違反(有償運送)の疑いで現行犯逮捕された中国籍で東京都大田区の自称・会社役員、リィ・シーボー容疑者(44)は22日、自家用の乗用車に外国人観光客2人を乗せ、無許可でタクシー営業をした疑いが持たれています。 東京都新宿区の宿泊施設を出発後、観光のため富士山の麓、山梨県富士河口湖町の「大石公園」などを経由し、神奈川県小田原市のJR小田原駅まで送り届ける契約だったとみられ、その途中の富士河口湖町内で現行犯逮捕されました。 警察の調べに対し、リィ容疑者は容疑を否認しているということです。 外国人観光客の増加を背景に富士北麓地域では白タク行為が横行しているとみられ、警察が警戒を強めています。