5月11日、千葉市の路上で女性が倒れているのが見つかり、千葉県警が、殺人容疑で捜査していた事件で、県警は5月12日、近くに住む15歳の少年を逮捕しました。 殺人の疑いで逮捕されたのは、千葉市若葉区に住む中学3年生の15歳の少年です。 千葉県警によりますと少年は5月11日午後5時過ぎ、千葉市若葉区若松町の路上で近くに住む高橋八生さん(84)の背中を刃物で刺し、殺害した疑いがもたれています。 県警が周辺の防犯カメラの映像を解析するなどして容疑者を特定し、任意での事情聴取をへて逮捕に至りました。少年の自宅からは凶器とみられる刃物が見つかっています。 調べに対し少年は容疑を認め、捜査関係者によりますと「誰でもいいから殺したかった」という趣旨の話をしているということです。 また、亡くなった髙橋さんは発見時、現金を持っていたということです。 高橋さんとこの少年との間に面識はなく、県警は動機など事件のいきさつを詳しく調べています。 現場近くの小学校では、集団下校で先生が児童を自宅まで送り届ける姿が見られました。 少年が通っていたとみられる中学校では関係者が慌ただしく出入りし、生徒は学校から何も話さないよう言われているといい、事件については口を閉ざして下校していました。