「不倫相手の妊娠示談金として現金が必要」70代の2人から現金合計410万円をだましとった疑い 特殊詐欺グループの現金回収役(20)を逮捕 宮城

詐欺の疑いで逮捕されたのは、フィリピン国籍で埼玉県越谷市に住む無職・カトウ ショウ容疑者(20)。カトウ容疑者は特殊詐欺グループの現金回収役とみられ、宮城県に住む70代の2人の男性から、現金合計410万円などをだましとった疑いがもたれている。 警察によると、去年9月29日、仙台市若林区に住む70代の男性に、息子になりすました何者かから「不倫相手の妊娠示談金として現金が必要だ」などと電話があった。話を信じた男性は翌日、仙台市宮城野区の公園で、弁護士事務所スタッフになりすました男(当時19)に、現金310万円と菓子1つ(2100円相当)をだましとられてしまったという。男は特殊詐欺グループの受け子であったとみられている。 色麻町に住む70代の男性も同日、同様の手口で現金100万円をだましとられた。 カトウ容疑者は、特殊詐欺グループの現金回収役とみられていて、受け子とみられる男が公園のトイレにだましとった現金を置き、カトウ容疑者が回収していたとみられている。 警察は去年10月、受け子とみられる男(当時19)を詐欺の疑いなどで逮捕していて、男の供述や防犯カメラの捜査などから、カトウ容疑者の逮捕に至った。 カトウ容疑者は調べに対し、「間違いない」と容疑を認めていて、警察が金の流れや余罪の有無などを調べるとともに、特殊詐欺グループの全容解明に向けて捜査を進めている。

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