「二度と話しかけるなよ」女性芸人“俺に奢れ!”Xアカウントへの嫌悪投稿が拡散…バズ目的の“迷惑行為”が抱えるリスク

《二度と話しかけるなよ》 5月13日、X上で嫌悪感をあらわにポストしたのは、芸歴6年めのお笑い芸人「てるてる娘」さえぴーだ。彼女の投稿に添付された、約2万人のフォロワーを持つ「俺に奢れ!」というアカウントの動画が物議を醸している。 「同アカウントは、“街で出会った見ず知らずの人に食事をご馳走してもらう”というコンセプトの動画をほぼ毎日更新しており、老若男女問わず、突然話しかける様子が見られます。 動画主と思われる男性は、自身にはモザイク加工をしており素性を明かしていませんが《東京都在住30歳無職》とプロフィール欄に記載していますね。 問題となった動画も、ライブ終わりに新宿を歩く『てるてる娘』の2人に、動画主がいきなり話しかけるものでした。 いきなり『ご飯奢ってくれませんか』と言いながらカメラを向け、何度も断る2人を駅の改札まで追いかけていたのです」(芸能記者) 実はYouTubeにも「俺に奢れ。」という同一人物が運営しているとされるアカウントがあり、件の動画は2024年12月に同アカウント上にアップされている。だが、このタイミングで拡散されたことで、X上では、不快感を示したさえぴーに共感する声が並んでいた。 《最後「逃げんなよ」って普通に恐怖下手したら警察案件だよ 何で男は自分の顔にはモザイクかけてるの?》 《この声掛け、ヤラセでも何でもなく街中でやられると相当ウザいな…》 《怖かったですよね…。急に知らない男に話しかけられて、2人だったからまだなんとか対応出来たかもですが、私だったら警察呼ぶ勢いで不快です》 同日、《奢ってないし怒ってないです》と主張したさえぴー。「俺に奢れ。」YouTubeでは、2月の投稿にもてるてる娘が出演していることが確認できる。本人にとっても、今回のような“怒りへの共感”が多く寄せられたのは予想外だっただろうが、バズ目的の過剰な演出に芸能ジャーナリストはこう指摘する。 「迷惑系配信者といえば、2020年に威力業務妨害等の罪で逮捕されたへずまりゅうさんが有名ですが、彼は無許可で店舗での撮影や有名人への直撃を繰り返しておこなっていました。そして結果的に4年の執行猶予つきとはいえ、懲役1年6月の判決がでました。 『俺に奢れ!』アカウント主の男性は、出演者を仕込んでいるのかは不明ですが、さえぴーさんの様子を見ると、突然カメラを回しているような演出をしています。同アカウントが投稿した動画には女性も多く出演しており、とつぜん男性に『奢って』と迫られてカメラを向けられたら恐怖を覚える方もいるはず。こうした過剰な演出を続けていれば、トラブルが起きてもおかしくないでしょう。視聴者の勘違いを防ぐためにも、“やらせ”であればしっかりとその旨を記載すべきではないでしょうか。 SNSで再生数がまわると、一定の収益になるのは間違いありません。ただ収益を目的にどんどん過激な内容が投稿されているのが現状です。プラットフォーム側がなんらかの対策をする必要がありますよね」 誰もがバズることに夢中な社会ーー。

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