【AFP=時事】サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードのDFラウル・アセンシオ(22)が、クラブの元ユース選手3人とともに、未成年者を映した性的なビデオの配布に関与した疑いで訴追されたと、14日に同国メディアが報じた。 AFPが確認した裁判所の文書の中で、グラン・カナリアの裁判所判事は「サッカー選手4人」を「未成年ともう一人の若い女性(当時それぞれ16歳と18歳)を映した性的なビデオを録画および非同意での配布」に関与した疑いで、訴追したと記している。 判事はアセンシオの名前を言及せず、どの選手がどの軽犯罪で告発されているかを明示していない。 選手たちは「同意なしでの秘密の開示、プライバシーの侵害、同意なしでの第三者への動画の配布と送信、性的目的での未成年者の撮影と利用、児童ポルノの所持」で告発されている。 2023年9月、動画に出てくる16歳の少女の母親から告訴状が提出されたことを受け、レアル・マドリードの練習場で3人の匿名の選手が逮捕された。当時スペインメディアは、主犯が少女との合意の上での性的関係を録画し、そのビデオを少女の同意なしに他の選手に送ったと報じた。 アセンシオは今季レアルでブレークを果たし、ファーストチームのレギュラーとして地位を確立したが、国内各地のスタジアムでやじを受けており、11日に行われた伝統の一戦「エル・クラシコ」では、FCバルセロナのファンが「アセンシオ、刑務所へ」と声を上げていた。また、2月に行われたスペイン国王杯準決勝では、ホームのレアル・ソシエダのファンが「アセンシオ死ね」とチャントを飛ばしたため、試合が一時中断した。【翻訳編集】 AFPBB News