山形県で少女が誘拐され、その後、山間部のテントの中で遺体で見つかった事件で、逮捕された福島市の男は、少女を連れ出したことについて「身に覚えがある」などと話していることが新たにわかりました。 未成年者誘拐の疑いで逮捕された福島市の無職・岸波弘樹容疑者(36)の身柄は、15日、検察庁に送られました。岸波容疑者は去年9月、10代の少女を山形市内で連れ去り、誘拐した疑いが持たれています。 少女は3週間後に上山市の空き家の裏にあるテントの中で遺体の状態で発見され、近くには使用済みの練炭がありました。 捜査関係者への取材で、岸波容疑者は少女を連れ去ったことなどについて「身に覚えがある」などと話していることがわかりました。 岸波容疑者はこれまでに、福島県内で3人の自殺を手伝ったほか、喜多方市で少女にわいせつな行為をしたうえで自殺する手助けをしたなどとして、3回逮捕されています。 警察は、山形県内で少女が死亡した件についても岸波容疑者が事情を知っているとみて調べを進めています。