警視庁で火災捜査を専門とする警部の男が火災現場から現金を盗んだとして逮捕された事件。男が渋谷区の現場から多額の現金を盗んだとされる事件と同じ時期に、銀行口座を新たに開設していたことがわかりました。 警視庁捜査一課火災捜査専門の警部・政野亮二容疑者(51)は、2022年、東京・渋谷区で起きた死亡火災の現場から現金およそ300万円を盗んだ疑いなどがもたれています。 政野容疑者はこれまでにおよそ10件の犯行に及び、総額900万円以上の現金を盗んだとみられていますが、捜査関係者への取材で、政野容疑者が渋谷区の現場から現金を盗んだとされる事件と同じ時期に、銀行口座を新たに開設していたことがわかりました。 また、取り調べに対し、「感覚が麻痺してしまった」と供述しているということで、警視庁は政野容疑者が口座を開設した3年前に窃盗をはじめたとみて調べています。