出前館、配達員アカウント貸出問題で謝罪 稼働時も確認へ

出前館は、配達員アカウントが不正に作成され就労資格のない外国人に貸し出されていた問題で、謝罪のコメントを発表した。本人確認を強化し、登録時だけでなく稼働時に本人確認する仕組みも構築する。 配達員アカウント貸出問題は、私電磁的記録不正作出などの疑いで会社員や外国人など4人が逮捕され報道されたことで広く知られることになった。 出前館では、アカウント貸出を検知して以降、関係機関に相談し、アカウント作成時の審査手順の追加、疑いのあるアカウントへの再審査プログラム、顔認証を含む本人確認システムの改善・強化を進めてきたとし、「法的対応を含め、断固として許容しない強い姿勢と対応で臨む」とコメント。貸出目的でのアカウント作成について注意喚起や啓蒙活動も進めていく。一方、加盟店やユーザーには謝罪している。 一部報道では、出前館の配達員アカウントが就労資格のない外国人に貸し出され、手引した仲介者やアカウント作成者が配達料の一部を報酬として受け取っていたことや、仲介者がSNSの「オープンチャット」で「出前館案件」「副業」などとして、アカウントを作成して貸し出す日本人や、配達をする外国人を募集していたことが報じられている。逮捕容疑の私電磁的記録不正作出は、不正な目的でのアカウント作成やデータの改ざんなどが該当する犯罪行為。

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