宮城県岩沼市の海岸で保育士の女性を殺害したとして、知人の男が逮捕された事件で、男のスマートフォンから女性とのやり取りの一部が削除されていたことが、新たに分かりました。 宮城県岩沼市土ケ崎4丁目の無職・佐藤蓮真容疑者（21）は、4月12日夜、宮城県岩沼市下野郷の海岸にある防潮堤の上で、仙台市太白区の保育士・行仕由佳さん（35）の胸などを刃物で複数回突き刺し、殺害した疑いが持たれています。 佐藤容疑者と行仕さんは、2024年の秋頃にSNSを通じて知り合ったことがわかっていますが、その後の捜査関係者への取材で、押収した佐藤容疑者のスマートフォンから行仕さんとのやり取りの一部が削除されていたことが新たにわかりました。 警察は、佐藤容疑者が証拠隠滅を図った可能性もあると見て調べています。取り調べに対し、佐藤容疑者は「黙秘します」と答えているということです。 警察は、2人の間に何らかのトラブルがあった可能性も含め調べを進めています。