詐欺グループに携帯電話を提供疑い マネロングループの男らを再逮捕

詐欺グループに使わせる目的を隠して携帯電話を不正契約したとして、警視庁は、会社役員林明旺容疑者(37)=東京都足立区千住桜木1丁目=と中国籍の女2人を詐欺容疑で再逮捕し、22日に発表した。認否は明らかにしていない。 同庁によると、林容疑者はマネーロンダリング(資金洗浄)グループのトップとされ、2月に国内外の詐欺グループから受け取った金を資金洗浄したとして、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)容疑で逮捕されていた。これまでに資金洗浄した総額は約500億円にのぼるとみられる。 その後の捜査で、林容疑者らが詐欺グループへ他人名義の携帯電話の提供もしていた疑いが判明。2022年1月~24年8月まで、計142回線を契約し、詐欺グループなどに提供されていたという。 国際犯罪対策課によると、3人の逮捕容疑は共謀して22年1~3月、自身が管理する会社で使用すると虚偽の説明をし、通信事業者からスマートフォン14台とSIMカード4枚をだまし取ったというもの。(吉村駿)

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