佐野海舟が1年3カ月ぶり選出 サッカー日本代表W杯アジア最終予選

日本サッカー協会は23日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む日本代表を発表し、佐野海舟選手(24)=マインツ=が1年3カ月ぶりに選ばれた。負傷のため辞退した2024年3月のW杯アジア2次予選以来の選出。 佐野選手は24年7月、女性に性的暴行をしたとして警視庁に不同意性交等容疑で逮捕され、東京地検は8月に不起訴処分としていた。 23年11月のW杯アジア2次予選で代表デビューし、代表通算4試合出場。逮捕直前にJ1鹿島アントラーズからドイツ1部マインツへの移籍が発表されていた。釈放後に合流したマインツでは移籍1年目からリーグ戦全試合に先発出場した。 日本代表の森保一監督は2月に佐野選手を視察した後、「(相手の)ボールを刈り取る力はドイツの中でもトップレベルと言ってよいくらい存在感が大きかった」と高く評価していた。 日本代表は26年W杯北中米3カ国大会への出場を既に決めている。今回選出したメンバーで、6月5日にオーストラリア・パースでオーストラリア代表、10日に大阪・パナソニックスタジアム吹田でインドネシア代表と対戦する。【高野裕士】

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