日本サッカー協会は23日、2026年W杯北中米大会アジア最終予選C組のオーストラリア戦(6月5日・パース)、インドネシア戦(同10日・パナソニックスタジアム吹田)に臨む日本代表にMF佐藤龍之介(18)=岡山、MF俵積田晃太(21)=FC東京=ら7人を初選出した。MF佐野海舟(24)=マインツ=は約1年ぶりの復帰。日本はすでにW杯出場権を獲得しているため、故障や疲労を抱えているMF三笘薫(28)=ブライトン=ら大量14人を入れ替え、パリ、ロス五輪世代の引き上げに向けた若手の大サバイバル戦に打って出る。 昨年7月に不同意性交容疑で逮捕され、その後に不起訴処分となった佐野海舟の選出について、日本サッカー協会は(1)佐野海が被害者に謝罪し、被害者との話し合いが済んだ(2)佐野が深く反省している(3)不起訴となり刑事事件として罪に問われず終了した―ことを挙げた。 佐野海と面談した森保監督は「またチームに迎え入れ、日本代表の一員として戦ってもいいのではないかと判断した」と招集理由を説明。佐野海はマネジメント事務所を通じて「いろいろな人にご迷惑をかけてしまったこと、大変申し訳ございませんでした。今後も自分のできる社会貢献活動などを継続し、日々努力したい」などとコメントした。