マカオ司法警察局は5月22日、マカオでカジノ客を相手に違法両替を通じて偽造紙幣をつかませたとして中国人(中国本土居民)の男3人を逮捕したと発表。 同局によれば、同月20日夜、マカオ半島の新口岸地区にあるカジノ施設から、1人の男性客がゲーミングテーブルでチップと交換するため差し出した額面1000香港ドル(日本円換算:約1.8万円)の紙幣20枚を検査したところ、このうち7枚が偽造紙幣であることがわかったとする通報が寄せられたとのこと。 男性客は同局の調べに対し、この紙幣は「換銭党」と呼ばれる(違法)両替商の男との取引を通じて手にしたもので、偽造紙幣とは知らなかったと説明したという。 近日、同局に同様の事案の通報が複数寄せられていたことから、関連性について捜査を進めたところ、同じ換銭党のグループが出どころだったと判明。本件を含む4事案で合計20枚の額面1000香港ドルの偽造紙幣が使われていたことを明らかにした。