視聴率低迷に加え、一連のフジテレビ問題、業界のオンラインカジノ騒動でもミソがついた昼の生バラエティー番組「ぽかぽか」。8日の放送では、とうとうMC陣から〝泣き〟が入った。 この日のゲストは、旧ジャニーズ事務所出身の俳優・風間俊介（42）。俳優業に本腰を入れるキッカケは、生徒役で出演したドラマ「3年B組金八先生」第5シリーズ（TBS、1999年）だった。 金八先生役の武田鉄矢は「俳優のスタート地点にいてくれて、しかもその後も定期的に共演させてもらったりしている」といい、武田から風間への〝贈る言葉〟も。それが「勝ち馬に乗るな」だ。 武田は「これがヒットするとかそういうことが約束されてたり、キャストがいいとか、そういうので仕事を選ばない」と言っていたそう。風間は武田に「お前はそこが偉い。お前は負け馬にも乗る。お前はいろんな馬に乗るから、約束された勝ち馬に乗り続けるんじゃないところがいい」とほめられたそうだ。 ただ風間は「武田さん、この場で言わせて下さい。僕、負け馬に乗ったつもりは一度もないです。全部素敵なキャスト、作品だと思ってる」と主張。「ヒットするから出るとかじゃなくて、自分が時に勝たせたい馬を乗りなさい。お前の力で勝たせられる馬で頑張りなさい」と、武田からの〝金言〟を解釈している。 MCの「ハライチ」澤部佑は「素晴らしい。金八さんですね」と感動。風間が出演し好評だったフジのドラマ「監察医 朝顔」シリーズ（2019年～）や「silent」（22年）が「結果、そう（勝ち馬に）なってる」と指摘した。 すると澤部の相方・岩井勇気は「『ぽかぽか』にも出てくれたっていうとアレじゃない？」と口を挟んだ。「ぽかぽか」は負け馬ではなく、風間の力で勝たせられる馬だととらえ「風間さん、勝たしてくれ～！」と岩井は泣きを入れた。もう1人のMC・神田愛花も「お願いします～」と続けた。 「ぽかぽか」は、さきのフジテレビ問題で渦中にいた港浩一前社長の肝いりで始まったが、視聴率は当初から低迷したまま。さらに今年、オンラインカジノの使用で制作統括者が逮捕起訴、水曜レギュラーだった男性アナも異動となり略式起訴と、番組に関わるフジ社員が2人もミソをつけ、番組終了がささやかれている。