北海道石狩市で生後間もない男児の遺体を放置したとして市内の女性アルバイト(17)が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、女性が道警の調べに「出産したが、どうしたらいいのか分からなかった」との供述をしていることが26日、捜査関係者への取材で明らかになった。 道警によると、男児は女性の実子だが、母子手帳を受け取っていなかった。女性には同居の家族がいたものの、「出産したが、親に言えなかった」との話もしているという。自身の状況を周囲に打ち明けられず、男児を遺棄した可能性がある。 女性は3月下旬ごろ~4月13日、同市花川南5の5の住宅敷地内で胎盤やへその緒がついたままの男児の遺体をバッグに入れて捨てたとされる。道警は妊娠や出産を含めた遺棄の経緯などを調べている。【和田幸栞】