5月20日、北九州市南区にある資材置き場の土の中から土木建築会社会長の男性(87)の遺体が見つかった事件です。 警察は21日に男性の長男、23日に長男の知人の女を逮捕しました。 共謀して遺体を遺棄したとされる2人。 一体、どのようなつながりがあったのでしょうか? RKB 若松康志記者 「資材置き場で男性の遺体が見つかりました。遺体はシートのようなもので包まれ、土が被せてあったということです」 事件が発覚したのは今月20日。 北九州市小倉南区にある資材置き場で、土木建築会社の会長、華山龍一さん(87)の遺体が土に埋められた状態で見つかりました。 その翌日、警察は龍一さんの長男の華山龍馬容疑者(46)を死体遺棄の疑いで逮捕。 さらに今月23日には共謀して龍一さんを遺棄したとして、龍馬容疑者の知人、福田真美容疑者(42)を逮捕しました。 いずれも容疑を否認しています。 先月17日に不審な車に乗ったまま、行方不明となった龍一さん。 取り調べに対し、福田容疑者は”龍一さんがいなくなった経緯は何も知らない”という趣旨の供述をしているということです。 死体遺棄の犯行を共謀したとされる龍馬容疑者と福田容疑者。 警察によりますと2人は幼い頃からの知り合いで、福田容疑者は華山家と長年、家族ぐるみの付き合いだったということです。 福田容疑者を知る人 「ずっと飲み屋でホステスをしていて色んな店を転々と。コロナくらいまで働いてたのかな。やんちゃな子で、ヤンキーみたいな子で若い時から。ヤンキーのまま大人になっちゃったって子」 会社の関係者が「女遊びなどが激しく、借金があった」と語る龍馬容疑者。 捜査関係者によりますと、龍一さんとの間に金銭や会社経営をめぐるトラブルがあったということです。 一方、福田容疑者と龍一さんとの間にはこれまでにトラブルは確認されておらず、龍馬容疑者が犯行を主導したとみられています。 また、福田容疑者は当時、資材置き場にはいなかったとみられていますが、龍一さんが行方不明になる数時間前には、龍馬容疑者と電話した履歴が残っていたということです。