東京ドームで3月に開催された米大リーグ・ドジャースの開幕戦などのチケットを不正に転売したとして、警視庁生活安全特別捜査隊は27日までに、入場券不正転売禁止法違反の疑いで、千葉県船橋市、会社役員小久保護容疑者(54)を逮捕した。試合には大谷翔平選手らが出場。警視庁によると、6試合で計62枚を転売し、約2180万円の利益を得たとみられる。 小久保容疑者は個人や法人向けに販売されたチケットを自身や経営する会社の名義で申し込み、当選分を1枚当たり最大約200万円で転売していた。容疑を認め「会社の資金繰りのためだった」と話している。2022年以降、プロ野球のチケットなどの転売を繰り返していた疑いがある。 逮捕容疑は2月14~15日、興行主の同意なく、東京都内の男女3人にドジャースとカブスの開幕戦や、プロ野球巨人、阪神とのプレシーズンゲームのチケット計12枚を計約790万円で不正に転売した疑い。