北海道の鶴居村でクレーン付きトラックに乗用車を積んで盗んだ疑いでロシア国籍の男が逮捕されました。被害者の男性が犯行の瞬間を目撃していました。 被害男性) 「現場ここです」、「(盗んだ男は)1人のスキンヘッドのあれで、体格の高い人間で」。 ロシア国籍のロゴフ・ニコライ容疑者(51)。今月23日、鶴居村の会社の敷地内にあった乗用車1台を盗んだ疑いで逮捕・送検されました。 高橋海斗記者) 「ロシア人の男はクレーン付きトラックを停めて車を積んでいたということです。ここに停めてあった2台の車も前日に盗まれていました」。 被害者の男性です。 事件当日、会社の敷地内でクレーン付きトラックが停まっているのを目撃していました。 「必ずあれは積むなと思って駐在に電話して…」。 その後、トラックに近づいていくと乗用車はクレーン付きトラックの荷台に積まれていました。もう乗っていない車だったということですが、それでも20万円相当の価値がある車です。 このとき、乗用車を積んでいたのがニコライ容疑者でした。男性が呼び止めたところ…。 被害者) 「お前なにやっているんだっていう話をして『いや積んでいいよ』って言われた。誰がそんなこと言うのって、『いやここで、2日ぐらい前』って言って」。 当初、ニコライ容疑者は60代ぐらいの男から「タダで車をやると言われた」と答えたということです。男性が「そんな話はない」と否定したところ、ニコライ容疑者は「100万円で譲ってほしい」と言ってきたそうです。 明らかに不審な言動だったというニコライ容疑者。居合わせた警察官により現行犯逮捕されました。 被害者) 「ここに置いていたのは、結構年代もの車で、犯人に聞いたら向こうに行って売れば、200万から250万だとかいくんだという話をしてた」。 警察の調べに対しニコライ容疑者は「タダでもらっていいと言われた」と容疑を否認しているということです。警察は余罪が多数あるとみて捜査しています。