元テレビ朝日社員の玉川徹氏が28日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。外国免許切替を利用して日本国内の運転免許を取得した外国人による事故、逮捕が相次いでいる話題に触れ、「外免切替だって日本の学科試験と同じ厳しいレベルに設定して然るべき」と語った。 外免切替の利用者は近年急増中。三郷市で14日、飲酒後に児童4人をひき逃げしたとして、中国籍の男(42)を逮捕。18日には、三重県の新名神高速で逆走し、車に衝突して逃げたとしてペルー国籍の男(34)を逮捕。いずれも外国免許切替利用者だった。日本は中国の加盟していない道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)に加盟しており、日本の免許に切り替えれば100カ国ほどの加盟国で使用できる国際免許証が取得できるため、多くの中国人が日本で外免切替の手続きを取っているとされる。免許の住所は、滞在中のホテルなども利用されている。 玉川氏は「国際免許というのがあるんですよ。外免切替と違って。条約に加盟していると(申請で)国際免許が使えるんですよ。僕もかつて、例えばハワイ行った時とかに国際免許取得して、アメリカで、国際免許で運転しましたけど、危ないなあと思いましたもん。自分で」と、国際免許で運転しても、外国での運転には危険はあることを説明した。 玉川氏は「外免切替の部分だけ見ると、許せないって感じになっちゃうんだけど、国際免許とのバランスで考えるとっていう部分があって、むしろ僕は国際免許の方が危ないって思ってんだよね。『国際免許あるんで』って言って日本に来て、外国にいる時に免許を取って、申請だけで出ますからね。日本に来て『国際免許ですから』って運転しているのは、何にも知らないで運転できるわけだから。これとのバランスはどうなんだろうなと、僕はちょっと引いて見ると、思いました」とも語った。 玉川氏は「どっちかだと思う。外免切替を日本で免許取るくらい厳しいものにするか、それか、外免切替に関しては国際免許として使えるものではないと規定するか」とした上で、現実的には「外免切替も日本で免許を取るのと同じくらい厳しくするということが必要なのかなと思う」と話した。試験の厳しさについて「がっつり同じにすればいいんじゃないですか」と提言。「免許って知識上、技能上、運転する能力を持っているという場合には、運転が許されるというということ」と解説し、「日本に住んでる人だろうが、外免切替だって同じですよ。日本には日本の交通ルールがあって、それは海外と違うモノも当然ある。同じ能力を、知的なものも技能的なものも、持ってなきゃいけないという前提に立てば、外免切替だって日本の学科試験と同じレベルに設定して然るべきだと思います」と語った。