サッカー日本代表に復帰したMF佐野海舟（24＝マインツ）が28日、千葉市内で取材に応じ、昨夏の逮捕後、初めて謝罪会見を開いた。 昨年7月、鹿島アントラーズからマインツに移籍が発表された直後に不同意性交容疑で逮捕された。同7月29日に釈放され、翌8月8日には不起訴処分となっていた。その後、会見しないままドイツに渡り、自らの口で弁明する機会はこの日までなかった。 一問一答は次の通り。 ◇ ◇ ◇ －まず今回会見することになった経緯について教えてください 「自分の口から伝えないといけないなと思って、この会見をしようと思いました」 －この1年間、どういう気持ちで過ごしましたか 「本当に毎日サッカーができることに感謝して、1日1日、自分が見ていることを日々考えながら、サッカーに取り組みましたし、今後も取り組んでいきながら、サッカー以外にも自分にできることを考えながら取り組んでいけるようにしていきたいと思います」 －代表復帰して代表のシャツを着て、何かこみあげてくるものとかありましたか？ 「本当に全員が目指している場所だと思いますし、自分がここに立てていることに感謝して、誰よりも責任感を持ってやりたいと思います」 －ここまで森保監督とはどんな会話をしてきましたか？ 「自分の反省の気持ちをしっかり伝えましたし、サッカー面の話が多くありましたが、本当に期待をしていただいて、またこの場所に戻って、自分がサッカーできることに感謝の気持ちを持ってやっていきたいと思います」 －（23日の）メンバー発表会見では森保監督から「家族」という表現で説明していましたが、その会見の内容は見ましたか？ 「見ていました。自分が森保さんの発言に対してどうこう言える立場ではないですけど、そう思ってもらっている以上、自分は期待を裏切ってはいけないと思いますし、責任を持って、試合に出たら誰よりも走らないといけないと思います」 －走るという意味でも、ブンデスリーガで1位だった。この1年のブンデスリーガでの手応えは？ 「自分がサッカーができていることを当たり前と思ってやってきてないですし、本当に1日1日を大事にしてやってきた結果だと思っています」 －これまでの1年間くらいで支えてきたもの、言葉とか存在はありますか？ 「特定の誰というのはありませんけど、本当に支えてくださってくれているみなさんのためにやらないといけないと思っていますし、自分1人のサッカー人生ではないと思っています」 －6月の代表戦ではファン・サポーターの前でどんなプレーをしたいですか？ 「自分に対する賛否はあると思っていますし、でも自分にできることを考えて、僕は日本のサッカーのために戦うしかないと思っているので、それをやり続けて、プレーで、行動でそれを示していきたいと思っています」