3歳の息子に十分な食事与えず心肺停止にさせたか 搬送時の体重はわずか6kg 祖父と母を保護責任者遺棄傷害の罪で起訴 広島

広島市で3歳の男の子に男の子に食事を与えなかったり、医療措置を受けさせなかったりしたとして、男の子の祖父と母親が逮捕されていた事件で、広島地検は28日、2人を保護責任者遺棄傷害の罪で起訴しました。 起訴されたのは、広島市南区に住む、男の子の祖父で無職の熊谷和弘被告(52)と、男の子の母親の熊谷瞳(27)被告です。 起訴状などによりますと、2人は、瞳被告の実子である男の子(3)が痩せ細って低栄養状態であることを認識していたのに、去年10月上旬からことし1月20日までの間、男の子に十分な食事を与えなかったり、医療措置を受けさせなかったりして、一時的に心肺停止に陥らせ、2ヶ月の入院が必要な低酸素脳症にさせたとされています。 男の子は、1月20日に心肺停止や低酸素脳症の状態で病院に運ばれましたが、当時の体重は、一般的な同年齢の子どもの半分以下にあたるおよそ6キロまで減り、やせ細っていました。 逮捕時の警察の調べに対し、2人とも容疑を認めていたということです。 男の子はその後、意識が戻って話せる状態にまで回復し、すでに退院しているということです。 2人は、男の子の手足に粘着テープを巻いて拘束した事件でも逮捕・起訴され、裁判が続いています。

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