佐野海舟 みそぎの謝罪会見 一時引退も熟考 森保監督にも覚悟伝える「誰よりも走らないといけない」

昨年7月に不同意性交容疑で逮捕されて後に不起訴処分となったマインツのMF佐野海舟(24)が28日、千葉市内で行われた日本代表の合同自主トレ後に謝罪会見を開いた。事件後、国内での取材対応は初めて。黒のスーツ姿で約30人の報道陣の前に姿を現し「自分の口から伝えないといけないと思いました。自分の行動によってたくさんの方々にご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げた。 昨年7月14日に逮捕され、同29日に釈放。留置場では「自分を見つめ続けて考えていた。サッカーをやめるという考えもありました」と引退も浮かんだという。 マインツ移籍1年目の今季はリーグ全34試合に先発し、6位に躍進したチームに貢献した。能登半島地震への100万円の寄付やドイツの子供病院でのサッカー教室など社会貢献活動も続けてきた。 6月にW杯アジア最終予選2試合に臨む日本代表に選出され、約1年4カ月ぶりに代表復帰する。この日は森保一監督(56)と会談し「自分の覚悟を伝えました。自分のせいで周りの方に(批判の)矢印が向いてしまうこともある。責任を持って試合に出たら誰よりも走らないといけない」と神妙に語った。

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