福岡市城南区で 地元住民や金融機関の関係者など300人を集め開催された講習会。警察が訴えたのは「深刻化する詐欺被害の現状」中でも強調したのが「ニセ電話詐欺」による被害です。福岡県警によりますと2025年1~4月のニセ電話詐欺の被害件数は前の年と比べ倍以上の434件。被害額も12億円以上増加して約16億円にのぼりました。これは件数、額ともに過去最悪のペースです。最近増えているのは警察や検事を名乗るもので逮捕状などをちらつかせ不安をあおったのち捜査に必要といった理由でお金を振り込ませるということです。5月29日は、詐欺グループにだまされ電子マネーを購入しようとした客に気づき警察に通報したことで詐欺被害を未然に防いだコンビニ店員に感謝状が贈られました。こうした例から警察は、コンビニや金融機関で従業員に詐欺抑止に協力してもらう水際対策の重要性を訴えています。