お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が30日、日本テレビ系「DayDay.」に出演。相方のしずちゃんが詐欺被害に遭いかけた際の状況について説明した。 番組冒頭で、急増している警察官をかたった特殊詐欺について特集。中でもビデオ通話を使い、“顔出し”することで逆に相手を信じ込ませる劇場型詐欺が増えていると報じた。偽の警察手帳や逮捕状を見せることで相手を信じ込ませ、さらに複数の人間が登場するなど巧妙な手口を、実際にあった詐欺電話のやり取りを使って紹介した。 元NHKの武田真一アナウンサーは「冷静に見ますと、おかしな点はいくつもあるんですけど。音声だけじゃなくて映像付きで、こういった連絡が来てしまうと、『もしかしたら…』って信じてしまうかな…ちょっと僕も自信がないですね」と話した。 すると山里は「うちの相方が電話だけの方で引っかかりかけているんで、言っていたんですけど…」と詐欺被害に遭いかけた相方のしずちゃんの例を持ち出した。「本当に動揺して、冷静に判断できなくなって、どんどん向こうの話についてしまうというのがあるらしいんですね」と犯行グループのペースに巻き込まれていく被害者の心境を明かした。 続けて「“こんなおかしな話あるわけないよ。ちょっと笑っちゃうよ”ってみたいに思うけど、実際、あそこにいたら、どんどん連れていかれるみたいよ」と、当事者になったときの冷静ではいられない心境を語っていた。 しずちゃんは昨年11月のイベントで、特殊詐欺グループからの詐欺電話を告白。「非通知でかかってきた電話に出たら『警視庁ですけど』って」とやりとりを説明、「捜査に協力してほしいと言われ『今から言う場所に身分証明書とカードを…』って言い出したので気付きました」と未遂で済んだことを明かしていた。