全国の130万人の住所や名前記載の名簿押収…分電盤工事装う詐欺未遂容疑で34歳の男再逮捕【香川】

2024年8月、愛媛県で分電盤の工事を装い、70代の女性から現金をだまし取ろうとした疑いで、無職の34歳の男が6月2日に再逮捕されました。警察は、犯行に使われたとみられる約130万人分の名簿を押収し、調べを進めています。 詐欺未遂の疑いで再逮捕されたのは、東京都の無職、加賀谷太一容疑者(34)です。警察によりますと、加賀谷容疑者は2024年8月、愛媛県に住む70代の女性の自宅で、分電盤の工事をする意思もないのに、「漏電しても困るので替えた方が良い」などと嘘を言い、現金75万円をだまし取ろうとした疑いです。 女性は契約の解除を申し出たため、現金はだまし取られませんでした。警察は、共謀したとして、いずれも北海道に住む石川稜容疑者と谷村柊斗容疑者も詐欺未遂の疑いで逮捕しました。3人は「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆるトクリュウのメンバーとみられていて、警察は、捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていません。 (中村香月 記者) 「今回、一連の捜査の中で押収されたのが、こちらのUSBメモリです。中には大量の闇名簿が入っていました」 名簿には、全国各地、少なくとも130万人の名前や住所などが記載されていて、このうち、香川県に住む人は1万2000人に上っていたということです。警察は、名簿を悪用し犯行を繰り返していたとみて調べを進めています。

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