法規制のないマンモス牙と偽って象牙を販売したとして、不正競争防止法違反の疑いで逮捕された埼玉県草加市の象牙加工・販売会社役員の男女4人が、インターネットのオークションサイトに約2年間で計約4600回出品していたことが4日、警視庁生活環境課への取材で分かった。同課は出品の大半が象牙で、4人が不正取引を繰り返していたとみて調べる。 同課によると、4人は「醍醐象牙店」の取締役醍醐信昌容疑者(58)と家族。このサイトは象牙の取引を禁じており、醍醐容疑者は「出品取り消しを逃れるためにマンモスなどと表示していた」と供述している。