札幌市東区の工事現場に侵入し、電動工具3点を盗んだとして、42歳の板金工の男が再逮捕されました。 建造物侵入と窃盗の疑いで再逮捕されたのは、札幌市東区の板金工、原口貢容疑者(42)です。 原口容疑者は4月26日午後5時半ごろから28日午前7時半ごろまでの間、札幌市東区で建設中だった会社事務所に侵入し、エアコンプレッサーなど電動工具3点(時価合計約10万円)を盗んだ疑いが持たれています。 警察によりますと、建設中の会社事務所は、ほぼ完成していましたが、玄関と裏口のドアが設置されておらず、ビニールシートで覆われている状態でした。 原口容疑者は、裏口から建物内に侵入。電動工具を持ち出したということです。 4月28日午前8時ごろ、被害に気が付いた工事関係者が「工事現場から電動工具が盗まれた」と警察に通報し、事件が発覚しました。 札幌市東区では4月25日、別の工事現場でも電動工具などが盗まれる事件が発生していて、警察が捜査。 この事件では盗品がリサイクル店で発見され、警察が店に残されていた身分証明書などから原口容疑者を逮捕していました。 余罪を捜査する中で、原口容疑者がほかの電動工具もリサイクル店に売っていたことがわかり、今回の事件が判明しました。 警察の取り調べに対し、原口容疑者は「高く売れる電動工具を盗んで売った」と容疑を認めているということです。 現場周辺では、同様の被害が複数発生していることから、原口容疑者の関連を含めて捜査を進めています。