TOEICなりすまし事件、同じ住所の受験者多数か 京大院生再逮捕

英語能力試験「TOEIC」の試験会場で「替え玉受験」をしようとして建造物侵入容疑で現行犯逮捕された中国籍の大学院生(27)について、警視庁は6日、別の会場でも他人になりすました疑いがあるとして有印私文書偽造・同行使容疑で再逮捕した。同庁への取材で分かった。「黙秘します」と話しているという。 野方署によると、再逮捕されたのは京都大大学院生の王立坤(おうりつこん)容疑者(27)=京都市左京区=。容疑は3月16日、東京都新宿区のTOEIC試験会場で、他人の氏名を書いて自分の顔写真を貼った予備の受験票を作って提示したというもの。 この日の試験では、王容疑者と同じ住所の受験者による申し込みが計10件あった。5月18日に王容疑者が現行犯逮捕された板橋区の試験会場でも、王容疑者と同じ住所での申し込みが計43件確認されたという。 TOEICは受験者の居住地で試験会場が決まる。警視庁は、王容疑者が回答を教える側で、カンニングによって高得点を取りたい受験者が集められていた可能性があるとみている。

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